映画に行ったら何か食べたくなって

※※※オトコが一人で出かける、映画館と食事(無論、酒アリ)ガイド※※※

大阪:新世界・飛田 梅田 高槻 九条
京都新京極 九条

新世界・飛田
 
■飛田東映・トビタシネマ

★おすすめのポイント
 西成区でもひたすらディープな界隈に立地する。学生時代に一度だけ行ったときは本当に怖かった(笑)が、数年前に改装し、入りやすくなった。
 飛田東映は邦画館で、やはり東映ヤクザ映画が主だが、いきなりATG作品がかかったりもするし、毎年8月には東宝戦争映画が番組に加わるという正しい季節感を有している。トビタシネマは洋画館で、半年〜3年遅れくらいでメイン・ストリーム作品をまとめて上映。これもやはり、東京では単館上映…すなわち関西では幻の作品を何の気負いもなく見せてくれる。いずれも三本立て800という金額は、いったいココは何時代なんだと錯覚させる。缶ジュースの自販機も1本110円だし。場所柄、雨の日や寒い日は混んでいるので注意。

★場所
 地下鉄御堂筋線・堺筋線動物園前駅、JR新今宮駅、南海新今宮駅など。
 飛田本通りを歩いて、しばらくしてから左折。目印は大衆劇場の看板。

★ココで見た映画
 ノストラダムスの大予言、最後のブルース・リー ドラゴンへの道、D&D完全黙秘、ブレイド


  

飛田東映・トビタシネマに行くなら、飲むのはコチラ
■やまと屋 2号店

★おすすめのポイント
 三本立てを全部見る暇も体力もない30代。前日に電話で時間を確認して出かけるものの、正確だった例がない(笑)。よって時間待ちに飲み屋は必須。
 日曜日には朝の9時から開いているやまと屋では、おすすめのホワイトボードを見て、刺身から攻めていきたい。前日のネタを一切使わない店なので、下手をすると正午には品切れになっているものも。ホヤや「のれそれ」など、季節の珍しい魚も入荷する。他にタニシやカエル唐揚といった珍しいものも。壁いっぱいに貼られた品書に悩みながら注文するのも楽しい。特筆はすっぽん1匹8,000円(生血・つくり・鍋)。
 太田和彦の本にも書いてあったが、一人でビール二本若しくはお酒二合を飲むと、それぞれ小ビン1本か酒1合がタダでついてくる。 2号店二階は座敷になっている。

★場所
 飛田東映から新世界に戻って、ジャンジャン横丁に入ってすぐ。なお1号店は新世界東映の真ん前。その他チェーン店は新世界の随所にあり。
 


 
■新世界公楽劇場

★おすすめのポイント
 新世界の中心部に、いかにも新世界な造りの汚い古びた映画館。看板に往年の大スターの似顔絵があり、映画が娯楽の中心だった時代を思い起こさせる。大映・日活の作品を中心に、邦画のちょっと珍しい作品(主に時代劇)を三本立て1,000円にて興行。尻でバネが数えられそうな椅子だが、敢えて改装せずにそのままで居続けてもらいたい。

★場所
 地下鉄御堂筋線・堺筋線動物園前駅、JR新今宮駅、南海新今宮駅など。
 ジャンジャン横丁から新世界を通天閣目指して歩き、思い出したように右折。

★ココで見た映画
 徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑、エロ将軍と二十一人の愛妾、無頼 人斬り五郎、秘録おんな寺

 
新世界公楽劇場に行くなら、飲むのはコチラ
■串カツ 越源

★おすすめのポイント
 若いお兄さんが一人で切り盛りする、ロックンな串カツ屋。1本70円の串カツが、巨大なボウルに山盛り仕込まれているが、夜の8時には品切れで閉めてしまうという。それもそのはずで、周りの客の注文を聞いていると、いきなり「串カツ9本」とか頼んでいてビビる。二度漬け禁止方式のソースは、ウスターソースをベースにしたオリジナルであるらしい。やや甘めで、30過ぎて油モノが苦手になった私でも、スルスルと食べられる。砂ズリの素揚げやカキなどが美味しい。

★場所
 新世界公楽劇場の隣り
 

■新世界東映・日劇会館

★おすすめのポイント
 新世界の中心的な映画館。新世界東映は原則的に東映の封切館だが、客層に合わない作品ならさっさと打ち切って(笑)市場のニーズに即した旧作を三本立てで興行する(1,300円)。やはりヤクザ映画中心で、しょっちゅう「仁義なき戦い」連続上映を行っている。日劇会館は東映・松竹・東宝・日活などの旧作を二本立てで興行(1,000円)。

★場所
 通天閣の真下

★ココで見た映画
 最後の特攻隊、脱走遊戯、太平洋奇跡の作戦 キスカ、直撃地獄拳・大逆転、横浜暗黒街・マシンガンの竜


  
新世界東映・日劇会館に行くなら、飲むのはコチラ
■ホルモン 丸藤

★おすすめのポイント
 ホントはやまと屋1号店が便利なのだが、さっき書いたので。
 刺身・串カツときて、煮込みホルモンを食べなければ新世界に来た価値はない。清潔で明るい店内に、スタッフは女性3人とネコ3匹。ホルモンはあっさり味で、真っ赤になるくらい一味唐辛子をかけて、何杯でも食べられる。足1本をブツ切りにして手掴みで食べる豚足も捨てがたい。珍味は山くらげや、時々あるゴーヤ。ビールで始めて、頃合いを見計らって泡盛(南風30度)に移行するか、黒ビールに進むか。「ブドー酒」は豪快な赤玉スイートワイン。最後にホルモンうどんで〆るのを忘れずに。

★場所
 ジャンジャン横丁出てすぐ。

梅田
 
■シネマワイズ梅田(閉館)

★おすすめのポイント
 新しくなった花月の地下にオープン。レイトショーだけの上映形態で、邦画を中心に珍しい旧作をだいたい二本立てで上映。ドリフ特集やマンガ原作映画の特集など、若いスタッフが工夫を凝らした番組作りで楽しませてくれた。…のだが、残念ながら昨年閉館。劇場自体はまだあるので、いつか復活を祈りつつ…。

★場所
 大阪・梅田 お初天神通り入ってすぐ。

★ココで見た映画
 火の鳥、ルパン三世・念力珍作戦、怪談バラバラ幽霊、色欲怪談・発情女ゆうれい

 
シネマワイズ梅田に行くなら、飲むのはコチラ
■本陣

★おすすめのポイント
 基本的には炉辺焼きの店。とにかく日本酒の品揃えが素晴らしく、一合売りで値段も安い。埼玉の銘酒「神亀」が常時飲める、大阪で唯一の店として重宝している。他に〆張鶴や田酒、地元のものでは天野酒なんかが良い。料理は色々あるが、むしろ珍味に目移りしてしまう。初めてイナゴを食べたのもこの店だ。

★場所
 お初天神通りを進んで、餃子屋の筋を入ったところ。
 

高槻
 
 
高槻松竹・高槻セントラル

★おすすめのポイント
 今でこそ地元の名画館だが、奈良に住んでいた学生時分から実はちょくちょく通っていた。『キングコング対ゴジラ』の短縮版を初めて見たのもここだ。基本的には東宝・松竹系の封切り館だが、レイトショーなどで独自プログラムを組んでいる。1階がパチンコ屋なので採算がある程度、度外視できるのかもしれない。梅田に出るほどでもないなあという、封切り作品も見に行く。

★場所
 JR高槻駅、阪急高槻市駅から、アーケードの商店街に入って中ほど。

★ココで見た映画
 江戸川乱歩全集・恐怖奇形人間、徳川いれずみ師・責め地獄、黒薔薇の館、気違い部落、夜叉が池、砂の器、明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史


  
高槻松竹・高槻セントラルに行くなら、飲むのはコチラ
■魚菜

★おすすめのポイント
 …と言うより、地元・茨木なので映画とは関係なくほとんど毎日行っているのが、人情屋台・いばらき屋台村である。屋台村という業態が未だ生存していることを知らない諸兄もあるだろうが、ここは別格で今でもそれなりに客を集めている。
 どの店もそれぞれに良いのだが、一つだけ選ぶとすれば寿司屋「魚菜」だろう。千里丘に本店があり、ここはその支店。日本酒と焼酎の品揃えが凄い。日本酒では、郷里・奈良は生駒の産の「山鶴」、見た目も名前もいやらしい(笑)にごり酒「美少年・白生」など、知名度にこだわらず、味本位で置いている。「神亀、神亀」と騒いでいたら、どこからどう入手したのか、置いてあったので驚いた。焼酎では鹿児島のいも焼酎「魔王」が絶品。
 魚選びは確かだし、頼めばいろいろと無理も聞いてくれる。新しい店で大変そうなので、ぜひとも常連に。

★場所
 高槻セントラルからJR高槻駅へ、普通列車で二駅目の茨木駅下車すぐ。
 

九条
 
 
■シネ・ヌーヴォ

★おすすめのポイント
 ミニ・シアターという形式を私は嫌っている。ええやんか、名画座で。とはいえ、作品に差別意識を持たないこの劇場では、私ら好みのボンクラ映画もかけてくれるので、とりあえず許す。ロビーにはウェイティング・バーや中古ビデオ・サントラ・映画関連書籍売り場、フリーペーパーも沢山あるので退屈しない。

★場所
 地下鉄中央線九条駅からアーケードの商店街をかなり歩いて右折して左折してまた右折。

★ココで見た映画
 黒蜥蜴(大映版)、サント対女ヴァンパイア、鴛鴦歌合戦


  
シネ・ヌーヴォに行くなら、飲むのはコチラ
■沖縄料理 おもろ

★おすすめのポイント
 むしろヌーヴォのレイトショーへ行く前の、腹ごしらえにということで、場所の紹介はいつもと逆に。
 オリオンビールを飲みながら、ゴーヤチャンプルをつまむ。大正界隈には沖縄出身の人が多いらしく、ここもそんな店。関西では見ないような魚の刺身もいろいろあり。山羊料理はまだ食べたことがない。特筆はやはり豆腐か。びっしりと身の詰まった、味の濃い沖縄豆腐の冷奴はぜひ。モツ料理の「中味の汁」、魚の酢漬け「スーク」、ソーキソバにサーターアンダギー。ああ、沖縄に住みたい。体調に合わせて、泡盛も各種度数アリ。

★場所
 JR大正駅から天王寺方向に少し戻った高架下。

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