バカ田大学世界一周 第2回

ネットサーファーになろう。

淑徳大学国際コミュニケーション学部

【ネットサーフィン】

 インターネットをはじめ、情報の海を自由に泳ぎまわり、情報を結んで世界に通じる新しい価値を創造すること。

 そんなグローバル・ネットワーキングを担う人材を、淑徳大学・国際コミュニケーション学部では「ネットサーファー」と呼びます。

 何度も言うようであるが、私の本業は「人事」である。なもんで、就職活動の時期となると、様々な学校から案内パンフレットが送られてくる。就職協定がなくなってからと言うもの、採用活動の時期はさほど変わらないものの、学校や学生の就職活動の時期は驚くほど早まった。そもそも就職協定と言うのは、学生の勉学に支障が出ないようにと、学校側からの要請で成立していたのではなかったのか、と、根源的な疑問を抱いていた秋の日、早くもクロネコヤマト便で送られてきたのが、淑徳大学国際コミュニケーション学部の学校案内であった。

 で、この学校案内。表紙にデカデカと載っているのが「ネットサーファーになろう。」なるあおり文句だ。何考えてんのかなぁ、とページをめくって出てきたのが、上の「ネットサーフィン」についての勝手な定義付けだ。

 よく読むと、この冊子は元々志望学生向けに編集されたらしい。ますます何故企業あてに送ってきたのかわからんが。だから本文も若向けにイカシている。例えば、

何なんだい、「CD-ROM用コンピュータ」って。

 学生さんのコメントも気の毒なもので

と、殊勝なことを言われているが、そのとおり。会社によっては、それが「一太郎と1-2-3」という場合もあるだうが、そういうソフトの使い方は、ちゃんと会社の研修でやるのである、必要な場合は。だから、貴重な学生時代の時間を使って勉強しておいてもらいたいことは、全然別のことだ。使えるに越したことはないが、採用時にプラスになるか、と言えば、全然ならない、と断言しておこう。

 国際コミュニケーション学部には「経営環境学科」と「文化コミュニケーション学科」の2学科があるようだ。それぞれの学科長が冒頭コメントを載せているが

・・・軽薄って言っていいですか? 第一、自由競争経済の彼岸にいるビル・ゲイツに、タカ派で赤狩りの協力者ウォルト・ディズニー、そういう2面性に着目できるセンスをこそ、企業は大学卒業者に求めているのだ。電車の吊り広告に書いてあるような単純で最大公約数的な情報受領の呪縛から解かれることが、「国際コミュニケーション学」なる学問の本領ではないのだろうか?

 なお、インターネットのホームページ作成も、必修科目の一つだそうで、ここのサイトに行けば、学生が作ったページを見ることもできる・・・・・・が。HTMLの書き方くらい、ちゃんと教えてあげてよ、先生!

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